『クローバーハウス』のスタッフブログ（静岡市 注文住宅）

こんばんは、伊藤です♪

静岡市にお住まいの方は
知っている方が多いと思いますが、

草薙総合運動場の中の体育館を
新たに作る工事がここ１〜２年行われていました。

それが、
ついに完成して、
昨日、建設業、林業関係者向けの説明会に参加してきました。




大規模な建築物は
住宅に比べるとそれほど興味がわかないのですが、
今回は、
設計された方のじかの説明が聞ける、ということで
面白そうと思い参加してみました。




体育館の構造も見応えがありましたが、
私が一番面白いと思ったのは、

今回の体育館の形状の発想のエピソードでした。


設計されたのは「内藤 廣」先生という方です。
若手の新進の設計士とかではなく、
東京大学の副学長を務められたこともあるすごい先生なんですが、

講演や説明は少しも偉そうなところがなく
とても人柄の良さそうな６０歳台の素敵な先生でした。


その先生が
今回の体育館の設計の構想で思い悩んでいた頃、
自宅でヨーグルトを食べようと、
あの銀色のアルミ箔のフタを開けている時に
ひらめいたそうなんです。


実際の体育館は
楕円形で１０５m x ７５mもあり
バスケットコートが４面取れ、
競技フロア面積だけで言えば、東京体育館のメインアリーナに匹敵するほどの建物なんですが、

その巨大な建物が
あの小さなヨーグルトのカップとフタから生まれた
というギャップと、

大先生でも
意外と身近なところから着想を得ているというお話を聞き
内藤先生と新体育館に親近感がわきました。


ちなみに、
体育館は２０００トン以上ある屋根を天竜の木の柱で支えながら、
他県よりも高い要求の耐震性能をクリアしていることもあって、

先生の話によれば
この体育館の建設は今の日本でもトップクラスの難易度で
高層ビルよりも難しいので、
他県や国外にも誇れるほどの建物なんだそうです。


そんな話を聞くと
なんかうれしくなりますね。
お近くに行かれた方は
ぜひ見てみてください☆